今年は、米沢市の名誉市民である我妻榮先生が亡くなってからちょうど50年の節目の年です。また昨年、先生の生家である我妻榮記念館が開館してから30周年を迎えました。 我妻榮先生は民法学の研究に熱心に取り組み、戦後の国の復興においても民法を通じて著しい貢献をされました。そのために、「民法学の父」という称号を得るに至りました。同時に、郷里である米沢の自然と人々を深く愛し、その情熱を生涯を通じて注ぎ続ける心の持ち主でもありました。 先生は多額の寄付を通じて、「自頼奨学財団」を米沢興譲館高校に設立し、母校で学ぶ生徒たちに奨学金の支援を提供しています。また、興譲小学校には、「まがき文庫」として、今も図書が寄贈され、子供たちの学びを支えています。 我妻榮先生の命日である10月21日には、先生の偉業や人柄に触れ、その信念を共有しましょう。 ◇記念講演◇ 【日 時】10月21日(土)2:30~(開場2:00) 演題:「守一無二無三~民法学の研究に生涯をかけた我妻榮先生~」 講師・パネリスト:新堂 幸司氏(東京大学名誉教授、愛知大学名誉教授) ◇記念パネルディスカッション◇ 【日 時】10月21日(土)3:40~ テーマ:「我妻榮先生に学び伝えること」 コーディネーター:矢尾板 操氏(我妻榮記念館館長) パネリスト:我妻 学氏(東京都立大学教授、榮氏のご令孫) パネリスト:柿﨑 聡太氏(明治大学大学院政治経済学研究科学生、米沢市出身) 【会 場】伝国の杜 置賜文化ホール(米沢市丸の内1-2-1 TEL:0238-26-8000) ※入場無料 【お問い合わせ】 我妻榮記念館 米沢市中央3-4-38 TEL:0238-24-2211